ケンエレファントさんの「タイガー魔法瓶」ミニチュアコレクションを購入。
カプセルも帯もタイガーのテーマカラー「赤」です。
中身はこれでした。
ポットとコップ2個セットです。
懐かしいですね。
昭和のレトロなデザインが魅力的です。
もちろん今のポットと比べると野暮ったいとも言えますが、かえって素敵な印象を受けます。
上の取っ手は前後に動かせます。
底のデザインも本物らしく細かなこだわりです。
タイガーのこの「エアー押すポット」は、1974年(昭和49年)に発売された商品です。
当時は、空気圧によってポットを持ち上げずにお湯を注げる機能は画期的でした。
しかも、万が一転倒しても漏れない構造。
利便性と安全性を兼ね備えた新時代のポットだったんですね。
タイガーのミニチュアはこんなラインナップ。
・レトロ看板
・炊飯電子ジャー炊きたて 品番:JCA型 +しゃもじとお茶碗
・エアー押すポット 品番:PA型 +コップ2個
・カセットコメスター 品番:RBO型
の4種です。
炊飯器、ポット、コメスターはいずれも2色あるため、全部で7種類ですね。
レトロ看板は、特約販売店で当時使用されていたもの。
1961年(昭和36年)に改定されたPRマークが使用されているのだそうです。
炊飯器電子ジャーは、1976年(昭和51年)発売。
いつでも炊きたてのご飯が食べられるように、という意味で「炊きたて」という商品名です。
カセットコメスターは1975年(昭和50年)発売。
お米を貯蔵し、使いたい量をワンタッチで計算できる軽量米びつです。
今なお販売し続けている商品ですね。
タイガー魔法瓶株式会社は、1923年2月創業の老舗企業。
創業者の菊池武範が「虎印魔法瓶製造卸菊池製作所」を作り、国内向けに魔法瓶の製造・販売を開始したのが始まりです。
当時のマークは迫力のあるリアルな虎印でしたが、4回の変更を経て、現在は可愛らしい虎のマークに変わっています。
主な購入客である女性に好まれるような、若々しくやさしさのある表情が描かれているとのことです。
ちなみに虎の由来は、創業者の父が寅年生まれであったことに加え、当時の魔法瓶の壊れやすいイメージを変える強さを求めたことだそうです。
本社は大阪府門真市。
現在は、ガラス製魔法瓶から、電子ジャー、炊飯器、電気ポット、調理器具などを世界64カ国で製造販売するリーディングカンパニーです。
創業100周年を迎える日本企業の伝統を味わえる、素敵なミニチュアですね。